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TrakaWEBのファイアウォール要件

TrakaWEBは、企業の鍵・資産管理を効率化するWebベースのシステムですが、複数のコンポーネントが連携するため、ファイアウォール設定が非常に重要です。この記事では、TrakaWEB導入時に必ず押さえておきたいファイアウォール要件をわかりやすくまとめます。

TrakaWEBの主なコンポーネント

Web Front End(管理画面)
Business Engine Service(ビジネスロジック)
Comms Engine Service(通信制御)
Admin Application(管理者用アプリ)
Database(SQL Server等)
Traka Touch(物理キャビネット)

これらがネットワーク上で安全に通信するためには、必要なポートを開放することが必須です。

必要なファイアウォールポート一覧

通信元通信先プロトコルポート番号
Business EngineSQL ServerTCP1433
Business EngineComms EngineTCP9997
Comms EngineBusiness EngineTCP10500, 10501, 10503, 10504
Comms EngineTraka TouchTCP9998
Traka TouchComms EngineTCP10601
Admin ApplicationBusiness EngineTCP10500, 10501, 10503, 10504
Web Front EndBusiness EngineTCP10500, 10501, 10503, 10504
Broker Management PortBusiness EngineTCP15672
Broker PortBusiness EngineTCP5671
Broker MQTTBusiness EngineTCP15675, 15676
Integration Engine V2Business EngineTCP10700
Traka TouchRabbitMQ BrokerTCP5671
RabbitMQ BrokerTraka TouchTCP5671

ポイント解説

SQL Server(1433):TrakaWEBのデータベース通信に必須。Express/Standard/Enterprise/Azure SQLに対応。
Business/Comms/Touch間の通信:各エンジンや物理キャビネットとの連携に複数ポートが必要。特に10500番台は複数箇所で利用。
RabbitMQ(5671, 15672, 15675, 15676):レポートやリアルタイム通知機能で利用。SSL通信にも対応。
Integration Engine(10700):外部連携やRTUS(リアルタイムアップデートサービス)で利用。

設定時の注意点

必要なポートのみ開放し、不要なポートは閉じることでセキュリティを強化。
SSL証明書の導入で通信の暗号化を推奨。

まとめ

TrakaWEBの安定運用には、ファイアウォール設定の最適化が不可欠です。導入前にネットワーク管理者と連携し、必要なポートを確実に開放しましょう。公式ガイドやサポートサイトも活用し、セキュアなシステム構築を目指してください。

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